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あの会社はこうして潰れた [book]

ダウンロード.jpg<藤森徹>


帝国データバンク情報部長による、倒産劇の舞台裏である。

延々と続く倒産の話を読んでいると気が滅入りそうで、最初の何社かの話で止めようかと思ったが、

続けて読んでいるといろいろいろと興味がでて最後まで読んだ。


当然いろいろな原因があるのだが、「東日本大震災」と「リーマンショック」というワードはあちこちで見られ、この二つの事象のインパクトはやはり大きかったと再認識させられる。

もうひとつは、ここ数十年の世の中の変化の大きさか。

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忍びの国 [book]

ダウンロード.jpg<和田 竜>


相変わらず上手い。

お金に汚く自分たちの事しか考えないようない忍者が、妙にかっこいい。

また、敵対する武士たちの潔さも。

しっかりと史実を交えながら進むストーリーになにか安心感を感じるが、巻末の主要参考文献を見てなるほどと。

歴史小説は大変だ・・・

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小太郎の左腕 [book]

09408642.jpg<和田竜>


敵対する二人の武将に、とても戦には向かない優しい性格だが天才的な銃の腕を持つ小太郎が絡んでいく。

二人の武将の何とも言えない美意識が、血みどろの戦いを違う世界に見せる。

死ぬことをも恐れず、自分の信念に生きる武将がかっこよすぎる。

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勇敢な日本経済論 [book]

ダウンロード.jpg<高橋 洋一,ぐっちーさん>


元財務官僚の高橋氏と金融業界を渡り歩いてきた山口氏による本音のトーク本。

ネットのニュースでもそうだが、高橋氏の発言は明確で切れが良い。

日本の財政破綻については、BSも見ないといけないというのはもっともな話で、ビジネスでは当然だが、どうもお役所はそういう発想がないらしい。

国家としてどんどん資産が増えているならそれも考慮するのは当然と思う。


あちこちで民主党政権のまずさが出てくるのは、やっぱりそうだったのかと思わされる。


マスコミのニュースでは出てこない話しばかりだが、納得感は高い。

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ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて [book]

51XIq1RKYeL._SX348_BO1,204,203,200_.jpg<西原 理恵子, 高須 克弥>


高須先生いいなあ~~

いい歳になって財力もあって、何にも遠慮せずもうやりたい放題だ(いい意味で)

サイバラに出逢って、また人生を楽しむ姿が何とも楽しい。

高須先生を覚醒させたサイバラも凄い。

最高のカップルだ。


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波のうえの魔術師 [book]

41NQ30XSW3L._SX325_BO1,204,203,200_.jpg<石田 衣良>


老投資家がバブル時に痛い目にあわされた銀行に復讐すべく、マーケットを操作し株価の下落を狙っていく。

バブル時に生保や銀行がとった行動や、マーケットの動きなど、小説以前に経済の勉強になりそう。


株価の下落を狙う動きは最近の空売りファンドも似たようなもんではないかと思ってしまう。


この前に読んだ「非産運用」も頭に残っていたので、小説の面白さとは別に、日本の銀行はホンマまともになって欲しいなという気がした。



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グラスホッパー [book]

511g1vt0t6L._SX348_BO1,204,203,200_.jpg<伊坂 幸太郎>


不思議な小説だ。

それぞれの登場人物のバックグラウンドや、殺人の目的が細かく説明されることなくたんたんと話が進められる。

主人公と二人の殺し屋それぞれの視点で進むストーリーはテンポがよく、悪党たちの行動も妙に潔いというか、かっこいい。(政治家はべつだが・・・)

これがハードボイルドか。

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捨てられる銀行2 非産運用 [book]

51zSvFFllrL.jpg<橋本卓典>


面白い!

森信親金融庁長官が本気で金融業者に顧客の為に働けと動き出している。

高い手数料や、元金を減らしての毎月配当など、投信販売においても顧客は金融業者の好きなようにされており、顧客の金融資産を増やそうという発想は、全く感じられない。

最初の頁で紹介されている各国の家計金融資産の推移(1995~2015)によるとこの間に、アメリカは3.11倍、イギリスは2.27倍に対して、日本は1.47倍である。

いろいろな環境の違いもあるが、金融機関としてこの結果には責任があるのではないだろうか。

目先の利益に追われて手数料商売に走り、日本国全体の資産の底上げのチャンスを逃してしまったといえるのではないか。

フィデュ-シャリー・デューティを徹底的に進めようとする森長官には感動し、そして大いに期待したい。

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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 [book]

51XTWKMDGFL._AC_US160_.jpg<戸部 良一,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎>


小池さんの愛読書?とかで話題の本。

ノモンハン事件、ミッドウエー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦について事例研究をし、失敗の分析と教訓をまとめる。


米軍の考え方が論理的で演繹的であるのに対し、日本軍はどうも俗人的、帰納的である。

結局イケイケどんどんの声の大きな人が出世し、論理的な意見は通らず、どんどん雰囲気に流されていく。

また、日露戦争という一つの勝利体験がとんでもなく大きな影響を残している。


日米の戦略比較で、日本軍は「目的」が不明確と指摘されると、そこからかよと思わずのけぞりそうになる。


悪いことに組織としては、今の日本企業も結局同じようで、進歩していない気がする。

日本人の完全を求める志向が強すぎるというか、作戦の失敗がありえないとするから万が一のコンティンジェンシープランなんて準備しない発想は、原発に対するかつての考えと同じだ。

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日本会議の研究 [book]

images.jpg<菅野完>

今ある意味話題の人による話題の本。

日本会議と政権との関係云々というよりは、60~70年代の安保闘争後、右派がどうなっていったかというあたりが面白かった。

まるで政権を裏で操る怪しげな団体があり、そのバックには「成長の家」という宗教団体があるといいたいのかもしれないが、自民党のやりたいことに近い団体があり、お互いに歩み寄っているというだけと思う。

学生運動というとどうも左派のイメージがあり、右派の話はほとんど知らなかったので、安東巌、鈴木邦男という右派のトップの話は非常に興味深く、このあたりが一番面白かった。

逆に、誰々がこう「成長の家」と繋がっていたのを暴いてやったみたいなところは、それがどうしたという風にしか思わなかった。 

「改憲」を目指す動きについて、日本の民主主義を殺すという記述があるので、これが著者のスタンスなのだろう。


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